リウマチの痛みや腫れが、雨の日やエアコンを使った日に悪化する
――そんな経験はありませんか?
実は、その原因は「カビ」かもしれません。多くの人が見落としているこの問題について、具体的な対策とともに詳しく解説します。
カビがリウマチを悪化させるメカニズム
カビそのものだけでなく、カビが作り出す毒素「マイコトキシン」が体内に入ると、私たちの免疫システムを過剰に刺激します。その結果、炎症性サイトカインが大量に放出され、リウマチ特有の痛みや腫れが悪化してしまうのです。
特に以下のような状況で症状が強くなる方は、カビの影響を受けている可能性が高いと言えます。
雨の日や梅雨時期
湿度が高い日
エアコンを使用した後
あなたの身の回りに潜むカビの隠れ家
住環境の中のカビ
カビは私たちの生活空間のあらゆる場所に潜んでいます。
お風呂場やキッチンはもちろん、窓際の結露、押し入れの奥、そして意外にも布団の中にもカビは繁殖します。さらに見落としがちなのがエアコン内部です。
冷房を使うたびにカビの胞子を部屋中にまき散らしている可能性があります。
食品に含まれるカビ毒
毎日口にしている食品にも、カビ毒が潜んでいる可能性があります。
コーヒー豆
ナッツ類
穀物
ドライフルーツ
チーズ
これらの食品は保存状態によってカビ毒が発生しやすいため、注意が必要です。
体内に蓄積されたカビ
長年の蓄積により、腸内環境にもカビ(真菌)が存在している場合があります。これが慢性的な炎症の原因となり、リウマチの症状を悪化させている可能性があります。
今日から始める実践的なカビ対策
1. 住環境を整える
湿度管理が最重要
室内の湿度を50%以下に保つことで、カビの活動を大幅に抑えることができます。除湿機や除湿剤を活用しましょう。
換気を習慣化する
お風呂やキッチンでは、使用後に換気扇を最低30分以上回して、しっかりと乾燥させることが大切です。
エアコンの徹底洗浄
自分で行うフィルター掃除だけでは不十分です。専門業者による内部洗浄を定期的に依頼し、カビの温床を断ちましょう。
空気清浄機の導入
HEPAフィルター搭載の、カビ除去能力の高い空気清浄機を選ぶことで、空気中のカビ胞子を効果的に除去できます。
2. 食生活を見直す
コーヒーは慎重に選ぶ
「マイコトキシンフリー」や「カビ検査済み」と表示されている、品質管理の徹底したコーヒー豆を選びましょう。
保存方法を工夫する
大容量のナッツなどは長期保存を避け、個包装のものを選んだり、開封後は早めに食べきるようにします。密閉容器に入れて冷蔵保存するのも効果的です。
3. 体内からカビ毒を排出する
腸内環境を整える
食物繊維が豊富な野菜や、納豆・キムチなどの発酵食品を積極的に摂ることで、腸内のカビ毒を体外へ排出しやすくなります。
汗をかいてデトックス
カビ毒は脂溶性のため、汗をかくことで効果的に排出できます。軽い運動やサウナを習慣にすると良いでしょう。
肝臓の解毒機能を高める
十分な睡眠をとることに加えて、肝臓を助ける食材を意識的に摂取しましょう。
ニンニク
ブロッコリースプラウト
アスパラガス
これらの食材には、肝臓の解毒機能をサポートする成分が豊富に含まれています。
リウマチの痛みがなかなか改善しない場合、薬だけに頼るのではなく、身の回りの「カビ対策」を見直すことが症状改善の大きな鍵となります。
カビは目に見えない敵ですが、今回ご紹介した対策を一つずつ実践していくことで、確実に影響を減らすことができます。特に、湿度管理とエアコンの清掃は即効性が高いため、まずはここから始めてみることをお勧めします。
