リウマチ改善の鍵は「タンパク質」と「消化力」にあり!
「タンパク質をしっかり摂っているのに、なかなか改善しない…」
もしかすると、問題は摂取量ではなく「消化力」にあるかもしれません。
リウマチ専門の整体院が教える、タンパク質を活かすための重要なポイントをご紹介します。
なぜリウマチにタンパク質が必要なのか
1. 薬の運び屋としての役割
タンパク質は薬を患部まで運ぶトラックのような役割を果たします。
タンパク質不足の影響
- ❌ 薬の効きが悪くなる
- ❌ 薬が血中に残って副作用が出やすくなる
せっかく薬を飲んでも、運び屋が足りなければ十分な効果が得られません。
2. むくみを防ぐ重要な働き
血管内のタンパク質(アルブミンなど)には水分を保持する力があります。
タンパク質が不足すると、水分が血管外に漏れ出し、むくみの原因になります。
自分がタンパク質不足かチェックする方法
血液検査の2つの数値を確認
血液検査の「総蛋白(TP)」と「アルブミン(Alb)」の数値で判断できます。
分子栄養学的な基準
| 項目 | 基準値 | 判定 |
|---|---|---|
| 総蛋白(TP) | 7.5以下 | タンパク質不足の可能性 |
| アルブミン(Alb) | 4.0以下 | タンパク質不足の可能性 |
次回の血液検査では、この2つの数値もチェックしてみましょう。
タンパク質を摂っても効果がない理由
重要タンパク質を摂取しても、消化(分解)できなければ吸収されません。
消化には「胃酸」が非常に重要です。
未消化のサインを見逃さない
以下の症状がある場合、タンパク質がうまく消化できていない可能性があります:
消化不良のサイン
- ✓ プロテインを飲むとお腹が張る
- ✓ おならが臭くなる
- ✓ 便が臭くなる
これらは、未消化のタンパク質が腸内で腐敗しているサインです。
消化力を高める4つの具体的対策
対策1:酸味を取り入れる
胃酸の代用として「梅干し」を食事に取り入れるのがおすすめです。
おすすめの摂り方:
- 食事の最初に梅干しを1個食べる
- ご飯に混ぜて食べる
- お茶漬けにする
対策2:ナイアシンを摂取する
ナイアシンとはヒスタミンを介して胃酸分泌を促す栄養素です。
ナイアシンが豊富な食材:
- キノコ類(エリンギ、しめじ、まいたけなど)
- カツオ、マグロなどの魚
- 鶏むね肉
- レバー
これらを意識して食事に取り入れましょう。
対策3:よく噛む
よく噛むことで消化酵素が分泌され、胃酸の負担を減らせます。
おすすめの調理法特に肉類は消化に負担がかかります。
- ⭕ ミンチ肉(ひき肉)
- ⭕ やわらかく煮込んだ肉
- ⭕ 薄切り肉
- ❌ 大きな塊肉(消化に時間がかかる)
対策4:自律神経を整える
自律神経と消化の関係自律神経が乱れると内臓機能が低下し、胃酸が出にくくなります。
自律神経を整える方法:
- 体の歪みを整える(整体やストレッチ)
- リラックスする時間を作る
- 深呼吸を意識する
- 十分な睡眠をとる
実践!消化力を高める1日の過ごし方
朝:梅干し入りのお茶漬け、キノコの味噌汁
→ 胃酸分泌を促す
昼:鶏ひき肉のハンバーグ、よく噛んで食べる
→ 消化しやすい形態で摂取
夜:魚の煮付け、エリンギのソテー
→ ナイアシンとタンパク質を同時に
寝る前:深呼吸、軽いストレッチ
→ 自律神経を整える
まとめ
リウマチ改善のためにタンパク質が重要なことは間違いありません。
しかし、ただ摂るだけでは不十分です。
タンパク質を活かす4つのポイント
- 1. 酸味(梅干し)を取り入れる
→ 胃酸の代わりになる - 2. ナイアシン(キノコ類など)を摂る
→ 胃酸分泌を促す - 3. よく噛む・消化しやすい調理法
→ 胃への負担を減らす - 4. 自律神経を整える
→ 内臓機能を正常化
結論リウマチ改善には「消化・吸収できる体(胃酸が出る状態)」を作ることが最も重要です。
今日から、タンパク質の「量」だけでなく「消化力」にも意識を向けてみませんか?
あなたの体が本当に必要としているのは、吸収できるタンパク質なのです。
