fbpx
リウマチの方へ

リウマチなら甘いものは控えるべき?

リウマチなら甘いものは控えるべき?

「甘いものが大好きだけど、リウマチに悪いって本当?」

「でも、我慢するのは辛い…」

甘いものとリウマチの関係について、こんな疑問を持っていませんか?

結論関節リウマチの症状がある時は、甘いものを控えた方が良いです。

ただし、いきなり全てを断つ必要はありません。

今回は、なぜ甘いものを控えるべきなのか、そして無理なく控えるための具体的な方法をご紹介します。

なぜ甘いものを控えるべきなのか

キーワードは「コルチゾール」

コルチゾールとは副腎から分泌されるホルモンで、以下の重要な働きがあります:

  • 血糖値を上げる
  • 炎症を抑える
  • ストレスに対抗する

つまり、リウマチの炎症を抑えるために必要不可欠なホルモンなのです。

甘いものが引き起こす悪循環

悪循環のメカニズム

ステップ1:甘いものを食べる

血糖値が急上昇する

ステップ2:血糖値が急降下

インスリンが大量に分泌され、血糖値が急激に下がる(血糖値スパイク)

ステップ3:コルチゾールが分泌される

下がりすぎた血糖値を上げるため、副腎からコルチゾールが分泌される

ステップ4:コルチゾールが枯渇

血糖値の調節にばかりコルチゾールが使われてしまう

ステップ5:炎症が悪化

関節の炎症を抑える分のコルチゾールが足りなくなり、症状が悪化

わかりやすく例えるとコルチゾールは「万能な働き者」です。

本来なら「関節の炎症を抑える仕事」に集中してほしいのに、「血糖値を上げる仕事」ばかりさせられて疲弊してしまう状態です。

結果、肝心の関節の炎症が抑えられなくなってしまうのです。

コルチゾール枯渇が引き起こす3つの問題

問題1:炎症の悪化

関節の炎症を抑える力が弱まり、痛みやこわばりが強くなります。

問題2:ストレスへの耐性低下

コルチゾールが枯渇すると、ストレスに弱くなります。

  • イライラしやすくなる
  • 疲れやすくなる
  • 気分が落ち込みやすい

問題3:睡眠の質の低下

ストレスと炎症の悪化により、睡眠の質が下がります。

睡眠不足 → さらなる炎症悪化 → さらに眠れない…という悪循環に陥ります。

無理なく控えるための3ステップ

大切な考え方いきなり全てを断つのは難しく、ストレスになります。

段階を踏んで、少しずつ減らしていくことが推奨されています。

ステップ1:小麦(グルテン)なしの甘いものを選ぶ

まずは、小麦を含まないスイーツから始めます。

なぜ小麦を避けるのか小麦に含まれるグルテンは、腸のバリアを壊し(リーキーガット)、炎症の原因になります。

リーキーガット(腸漏れ)とは:

  • 腸の壁に穴が開いた状態
  • 未消化の物質が体内に侵入
  • 免疫システムが過剰反応
  • 全身の炎症が悪化

小麦なしのスイーツ例

避けるもの(小麦あり) 選ぶもの(小麦なし)
クッキー、ビスケット 米粉クッキー
ケーキ、パン 米粉ケーキ、大福
ドーナツ わらび餅、ようかん
タルト 果物、干し芋

ステップ2:添加物や砂糖が多いものを避ける

人工甘味料果糖ブドウ糖液糖、原材料名の最初に「砂糖」がくるような糖分の多いものを控えます。

特に避けるべき成分

  • 果糖ブドウ糖液糖
    血糖値を急激に上げる
  • 人工甘味料
    腸内環境を乱す可能性
  • 砂糖(原材料名の最初)
    糖分が非常に多い証拠

これらは特に血糖値を乱しやすいため注意が必要です。

原材料表示の見方原材料は、使用量の多い順に記載されています。

「砂糖」が最初や2番目に来ている商品は、糖分がかなり多い証拠です。

NGな表示例:

「砂糖、小麦粉、卵、…」→ 糖分が最も多い

まだマシな表示例:

「小麦粉、卵、砂糖、…」→ 糖分は3番目

比較的OK(まだマシ)なもの

  • 果物(食物繊維と一緒に摂取できる)
  • さつまいも(食物繊維が豊富)
  • 干し芋(自然な甘み)
  • ナッツ入りのお菓子(少量)

ステップ3:甘くない間食に切り替える

最終目標小腹が空いた時に、甘くない間食を選べるようになることです。

おすすめの間食

1. 小さなおにぎり

  • 五穀米や玄米がベスト
  • 具は梅干し、鮭、昆布など
  • コンビニのものでもOK

2. 干し芋

  • 食物繊維が豊富
  • 自然な甘みで満足感あり
  • よく噛むので少量で満足

3. ナッツ類

  • アーモンド、くるみ、カシューナッツ
  • 無塩・素焼きのもの
  • 1日ひとつかみ程度

4. チーズ

  • タンパク質補給にもなる
  • 小分けタイプが便利

5. ゆで卵

  • 完全栄養食
  • 腹持ちが良い

症状が強い時期は特に注意

こんな時は特に気をつけて

  • 関節の痛みが強い
  • こわばりがひどい
  • 薬が増えている
  • CRPなどの炎症マーカーが高い
  • 疲労感が強い

このような時期は、体が「炎症と戦っている」状態です。

甘いものを控えることで、コルチゾールを炎症抑制に集中させましょう

続けるとどうなる?

3ヶ月〜半年後の変化地道に続けることで、以下のような変化が期待できます:

体の変化

  • 副腎が回復する
  • コルチゾールが正常に分泌される
  • 関節の炎症が治まりやすくなる
  • 痛みやこわばりが軽減
  • 疲労感が減る

味覚の変化

  • 次第に甘いものを欲しなくなる
  • 甘いものが「甘すぎる」と感じるようになる
  • 素材の味を楽しめるようになる

嬉しい副次効果

  • 体重が適正化される
  • 肌の調子が良くなる
  • 睡眠の質が向上
  • 集中力が上がる
  • 気分が安定する

症状が落ち着いたら…

完全に禁止ではありません症状が落ち着けば、たまにケーキなどの美味しいものを楽しむのは問題ありません

「たまに」の目安

  • 週に1回程度
  • 特別な日(誕生日、記念日など)
  • 友人との楽しい時間

大切なのは「習慣的に食べない」ことです。

楽しむ時のコツ

  • 食後のデザートとして食べる(空腹時を避ける)
  • 量は少なめにする
  • よく味わって食べる
  • 罪悪感を持たない(ストレスになる)

実践スケジュール例

3ヶ月で変わる!段階的プラン1ヶ月目:ステップ1

小麦なしのスイーツに切り替える
例:クッキー → 大福、米粉クッキー

2ヶ月目:ステップ2

添加物や砂糖が多いものを避ける
原材料表示をチェックする習慣をつける

3ヶ月目:ステップ3

甘くない間食に切り替える
おにぎり、干し芋、ナッツを常備

挫折しないためのヒント

続けるためのコツ

1. 完璧を目指さない

80%できればOK。たまに食べてしまっても自分を責めない。

2. 代替品を見つける

「食べられないもの」ではなく「代わりに食べられるもの」を探す。

3. ストックしておく

干し芋、ナッツ、おにぎりの素などを常備。

4. 体の変化を記録する

痛みの変化、体調の改善を記録すると、モチベーションが上がる。

5. 仲間を作る

家族に協力してもらったり、同じ悩みを持つ人と情報交換したりする。

まとめ

甘いものとリウマチの関係は、「コルチゾール」がカギを握っています。

覚えておくべきポイント

  • 甘いものは控えた方が良い理由
    → コルチゾールが枯渇し、炎症が悪化する
  • 無理なく控える3ステップ
    → 小麦なし → 添加物なし → 甘くない間食
  • 3ヶ月〜半年で体質が変わる
    → 副腎が回復し、炎症が治まりやすくなる
  • 症状が落ち着けば楽しんでOK
    → たまに、適量なら問題なし

いきなり完璧を目指す必要はありません。

まずは今日から、「ステップ1:小麦なしのスイーツを選ぶ」から始めてみませんか?

小さな一歩が、あなたの体を変える大きな力になります。