【超重要】関節リウマチの炎症がある時に絶対すべきこと
関節に炎症や腫れがある時、あなたは何をしていますか?
安静にして、薬を飲んで…それだけで終わっていませんか?
実は、炎症がある時こそ絶対にすべき、誰も教えてくれない基本中の基本があります。
結論炎症がある時は「タンパク質」を積極的に摂取してください!
なぜタンパク質が重要なのか?
リウマチの炎症で何が起きているのか
リウマチの炎症は、体の細胞が組織(主に関節の滑膜)を攻撃し、破壊と修復を繰り返している状態です。
この修復作業には、大量のタンパク質が必要になります。
タンパク質不足が引き起こす悪循環
タンパク質不足の影響炎症が強いと、組織の主成分であるタンパク質が大量に消費されて不足します。
その結果…
- ❌ 腫れが治まりにくくなる
- ❌ 体が痩せやすくなる
- ❌ 関節の変形が進みやすくなる
重要ポイント組織を修復し変形を防ぐためには、材料となるタンパク質を十分に摂取する必要があります。
タンパク質を効果的に摂取する方法
ただタンパク質を摂るだけでは不十分です。消化吸収できないと意味がありません。
1. 胃腸のケアをする
胃腸の調子が悪い場合の対策
お腹にガスが溜まる、消化不良を感じるなどの症状がある場合:
- ✓ 酢の物を一緒に摂る(胃酸の代わりになる)
- ✓ 梅干しを食事に取り入れる
これらが消化を助けてくれます。
2. 食事回数を増やす
こまめな摂取が鍵1度に消化できる量には限界があります。
1日3食を5食に分けるなど、間食を活用してこまめに摂取しましょう。
おすすめの間食:
- ゆで卵
- プロテイン(少量)
- チーズ
- ヨーグルト
注意1日1食や2食は栄養不足になりやすいため非推奨です。
最低でも3食しっかり摂ることが重要です。
3. 消化しやすい調理法を選ぶ
消化しやすいタンパク質の摂り方
- ⭕ ミンチ肉(ひき肉料理)
- ⭕ スープや煮込み料理
- ⭕ やわらかく調理した魚
- ❌ 固形の大きな肉(消化に負担がかかる)
タンパク質が足りているか確認する方法
血液検査の「アルブミン(Alb)」値をチェック
タンパク質が足りているかの目安として、血液検査のアルブミン(Alb)値を確認しましょう。
アルブミンの目標値4.0以上(できれば4.1以上)
| 数値 | 状態 |
|---|---|
| 4.1以上 | ✓ 理想的 |
| 4.0前後 | △ ギリギリ(もう少し摂取を) |
| 3.4以下 | ❌ 不足している可能性大 |
アルブミンのもう一つの重要な役割アルブミンには薬を運ぶ働きもあります。
数値が低いと、薬の効きも悪くなる傾向があります。
タンパク質摂取の実践例
1日の食事例(5食の場合)
朝食:卵料理、ヨーグルト、ごはん
10時:プロテイン or ゆで卵
昼食:魚の煮付け、豆腐の味噌汁
15時:チーズ、ナッツ少量
夕食:鶏ひき肉のスープ、野菜
まとめ
炎症や腫れがある時こそ、組織の修復材料であるタンパク質が必要です。
実践すべき3つのポイント
- 1. タンパク質を積極的に摂取する
→ 組織修復の材料を確保 - 2. 消化吸収を助ける工夫をする
→ 酢の物、梅干し、こまめな食事 - 3. アルブミン値を確認する
→ 目標は4.0以上(理想は4.1以上)
単に安静にして薬を飲むだけでなく、体の修復を助ける栄養を積極的に摂ることが、変形や悪化を防ぐために非常に重要です。
次回の血液検査では、ぜひアルブミン値もチェックしてみてください。そして、今日から少しずつ、タンパク質を意識した食事を始めてみませんか?
