リウマチの方は要注意!ヒートテックを着て寝てはいけない理由
寒い季節、つい暖かいヒートテックを着て寝たくなりますよね。でも、特にリウマチの方にとって、これは実は逆効果なんです。
結論から言うと、リウマチの方が寝る際にヒートテック(吸湿発熱繊維)を着用するのは避けるべきです。
なぜヒートテックで寝てはいけないのか
1. 体温調節の妨げになる
良質な睡眠、特に深い睡眠に入るためには、寝ている間に体温が自然に下がる必要があります。
ところが、ヒートテックは汗(水分)を吸って発熱する仕組みになっているため、本来下がるべき体温が下がらず、逆に上昇してしまうのです。
2. 深い睡眠が取れなくなる
体温が適切に下がらないと、深い睡眠に入ることができません。
深い睡眠中には、体にとって非常に重要なことが行われています:
- ストレスの除去
- ホルモン(特にコルチゾール)の分泌
3. リウマチの症状悪化につながる
コルチゾールには関節の炎症を抑える重要な働きがあります。
深い睡眠がとれないとコルチゾールの分泌が減少し、以下のような問題が生じます:
- 関節の炎症の悪化
- 体のこわばり
- 自律神経の乱れ
では、どんな服装で寝るのが良いの?
素材は「綿100%」がおすすめ
通気性の良い綿100%の素材を選びましょう。
通気性が良いと体内の熱が適切に放出されやすくなり、睡眠の質が向上します。結果として、体の回復も促されます。
足元の冷え対策には「レッグウォーマー」を
「靴下を履いて寝れば良いのでは?」と思うかもしれませんが、実は靴下もNGです。
靴下は足裏からの放熱を妨げてしまうからです。
おすすめは「レッグウォーマー」
- 放熱に必要な足裏は出したまま
- 冷えやすい足首はしっかり温める
この方法なら、体温調節を妨げることなく、冷え対策ができます。
まとめ
リウマチの方にとって、質の良い睡眠は症状管理の重要なポイントです。
暖かさを求めてヒートテックを着て寝るのは、一見良さそうに思えますが、実は睡眠の質を下げ、症状を悪化させる可能性があります。
綿100%の通気性の良い素材を選び、足元はレッグウォーマーで対策する。このシンプルな工夫で、より良い睡眠と体の回復を目指しましょう。
