生理前にリウマチが悪化する…食べ物でできる対策とは
「生理前になると、決まって関節が痛くなる…」
「毎月やってくるから、本当に憂鬱…」
生理前のリウマチの痛み、毎月やってくるものとなると本当に気が重くてお辛いですよね。
なぜ生理前に痛みが強くなるのか実は、生理前は女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減ることで、関節の炎症や痛みを抑える力が一時的に弱まり、リウマチの痛みが強く出やすくなることが医学的にも知られています。
また、むくみやすくなる時期でもあるため、それが関節への圧迫や負担に繋がることもあります。
今回は、少しでも痛みを和らげて穏やかに過ごすための「食べ物での対策」をご紹介します。
対策の3つのポイント
食べ物で意識すべき3つのこと
- 炎症を抑える
- ホルモンバランスを整える
- 血流を良くして温める
この3つを意識した食事で、生理前の辛さを和らげることができます。
積極的に摂りたい4つの栄養素
1. 炎症を抑える「オメガ3脂肪酸」
リウマチの炎症を鎮める働きが期待できる成分で、積極的に摂りたい栄養素です。
オメガ3脂肪酸の効果
- 炎症性サイトカインの産生を抑える
- 関節の腫れや痛みを軽減
- 血液をサラサラにする
- 心臓や血管の健康にも良い
おすすめの食材
- サバ、イワシなどの青魚
- サーモン
- えごま油
- アマニ油
手軽な取り入れ方
- 料理がしんどい時は、手軽なサバ缶やツナ缶をサラダやお味噌汁にプラスするだけで十分です
- えごま油やアマニ油を納豆に小さじ1杯かける
- サラダのドレッシングにえごま油を使う
1日の目安量
- 青魚:1日1切れ(80〜100g)
- えごま油・アマニ油:小さじ1〜2杯
- サバ缶:1缶(100g程度)
2. ホルモンバランスをサポートする「大豆イソフラボン」
女性ホルモンと似た働きをしてくれるため、生理前の急激なホルモンの波を緩やかにしてくれます。
大豆イソフラボンの働きエストロゲン(女性ホルモン)が急激に減る時期に:
- エストロゲンの代わりに働く
- ホルモンバランスの乱れを緩和
- 関節の炎症を抑える力を維持
- 骨密度の低下も防ぐ
おすすめの食材
- 豆腐
- 納豆
- 豆乳
- 味噌
- おから
手軽な取り入れ方
- 温かいお味噌汁やホット豆乳にすると、体も温まって一石二鳥です
- 朝食に納豆を1パック
- おやつを豆乳ラテに変える
- 豆腐を冷奴ではなく湯豆腐で
1日の目安量
- 豆腐:1/2丁(150g)
- 納豆:1パック
- 豆乳:コップ1杯(200ml)
※1日に1〜2品取り入れるだけでOK
3. 血流を促し、痛みを和らげる「ビタミンE」
生理前は自律神経の乱れから血流が滞りやすく、それが関節の痛みを強める原因になります。
ビタミンEの効果
- 血管を広げて血流を改善
- 手足のこわばりを軽減
- 冷えを改善
- 抗酸化作用で炎症を抑える
- ホルモンバランスの調整
おすすめの食材
- アーモンドなどのナッツ類
- アボカド
- オリーブオイル
- 卵
- かぼちゃ
手軽な取り入れ方
- おやつを無塩のアーモンドに変える
- サラダにアボカドを乗せる
- 料理にオリーブオイルを使う
- ゆで卵を間食に
1日の目安量
- アーモンド:10〜15粒
- アボカド:1/2個
- 卵:1〜2個
4. 筋肉のこわばりやPMSを和らげる「マグネシウム・ビタミンB6」
神経の昂りを抑え、筋肉のこわばりや生理前のイライラ・落ち込みをサポートしてくれます。
マグネシウム・ビタミンB6の効果マグネシウム
- 筋肉の緊張を緩める
- こわばりを軽減
- イライラを和らげる
- 睡眠の質を向上
ビタミンB6
- セロトニン(幸せホルモン)の生成をサポート
- PMSの症状を軽減
- 気分の落ち込みを改善
おすすめの食材
マグネシウム豊富な食材
- バナナ
- 海藻類(わかめ・ひじき)
- にがり
- ナッツ類
- 豆類
ビタミンB6豊富な食材
- バナナ
- 鶏肉
- サーモン
- さつまいも
手軽な取り入れ方
- 朝食にバナナ1本
- 味噌汁にわかめをたっぷり
- にがりを料理に数滴加える
- エプソムソルトで入浴
※にがりについては「関節リウマチを良くするために、にがりは本当に摂った方がいい」の記事もご覧ください。
生理前にできるだけ控えたいもの
注意以下のものは、生理前の症状を悪化させる可能性があります。
控えるべきもの1:塩分の多いもの
インスタント食品などは、体に水分を溜め込んで「むくみ」を引き起こし、関節を圧迫して痛みを強めてしまいます。
塩分の多い食品
- カップラーメン、インスタント食品
- スナック菓子
- ハム、ソーセージなどの加工肉
- 漬物(食べ過ぎ注意)
- 外食の濃い味付け
控えるべきもの2:冷たい飲み物や白砂糖たっぷりの甘いもの
体を冷やすと血流が悪くなり、痛みが悪化しやすくなります。
飲み物はなるべく常温かホットを選ぶのがベストです。
避けたい飲み物・食べ物
- 冷たいジュース、アイスコーヒー
- アイスクリーム
- お菓子(クッキー、チョコレートなど)
- ケーキ、菓子パン
- 清涼飲料水
代わりに選ぶと良いもの
- 温かいハーブティー
- ホット豆乳
- 温かい麦茶
- 果物(バナナ、リンゴ)
- 干し芋
生理前1週間の食事例
1日の食事例朝食
- ホット豆乳(大豆イソフラボン)
- バナナ1本(マグネシウム・ビタミンB6)
- 納豆ご飯(大豆イソフラボン)
- わかめの味噌汁(マグネシウム)
昼食
- サバの塩焼き(オメガ3)
- 豆腐サラダ(大豆イソフラボン)
- 玄米ご飯
- 温かいお茶
おやつ
- アーモンド10粒(ビタミンE)
- 温かいハーブティー
夕食
- サーモンのムニエル(オメガ3・ビタミンB6)
- アボカドサラダ(ビタミンE)
- ひじきの煮物(マグネシウム)
- 温かいスープ
寝る前
- ホット豆乳(大豆イソフラボン)
その他の対策も併せて
食事以外でできること
1. 体を温める
- エプソムソルト入浴
- 腹巻きをする
- 温かい飲み物を飲む
2. 十分な睡眠
- 生理前は特に睡眠を優先
- 7〜8時間確保
3. 軽い運動
- 痛くない範囲で軽いストレッチ
- ゆっくり歩く
4. ストレスを減らす
- 無理をしない
- リラックスする時間を持つ
まとめ
生理前のリウマチの痛みは、ホルモンの変化による自然な反応です。
完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、食べ物を工夫することで、少しでも楽に過ごすことができます。
生理前に摂りたい4つの栄養素
- 1. オメガ3脂肪酸
→ 青魚、サバ缶で炎症を抑える - 2. 大豆イソフラボン
→ 豆腐、納豆、豆乳でホルモンバランスを整える - 3. ビタミンE
→ アーモンド、アボカドで血流改善 - 4. マグネシウム・ビタミンB6
→ バナナ、海藻でこわばりとPMSを軽減
控えるべきもの
- 塩分の多いもの(むくみを悪化)
- 冷たい飲み物(血流を悪化)
- 白砂糖たっぷりの甘いもの(体を冷やす)
毎月やってくる辛い時期だからこそ、少しでも楽に過ごせるように、できることから取り入れてみてください。
今日から、生理前1週間は「温かい豆乳」を飲むことから始めてみませんか?
小さな工夫の積み重ねが、あなたの体を優しくサポートしてくれます。
あなたは一人ではありません。毎月頑張っているあなた自身を、どうか労ってあげてくださいね。
